東海地方のオススメ紅葉スポット!香嵐渓(愛知県豊田市)

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季節

気づけば蝉の鳴き声が聞こえなくなり、代わりに夜の虫達の涼し気な声が聞こえてくるようになりました。
昼間はまだまだ暑いのに、ここ1周間程でぐっと秋めいてきましたよね。

秋の行楽と言えば紅葉♪紅葉狩り♪
この記事では東海地方有数の紅葉スポット、香嵐渓についてまとめていきます。
今回は下見も兼ねて現地へ行ってきたので、現時点での情報も載せていきます!

香嵐渓ってどこにあるの?行き方は?

香嵐渓(こうらんけい)は、愛知県豊田市足助町にある渓谷です。
イロハカエデ・ヤマモミジ・ウラゲエンコウカエデ・オオモミジ・コハウチワカエデなど、現在なんと11種類、4,000本もの楓が植えられているそうです!

自然豊かな山のイメージでしたが、名古屋駅から車で1時間弱と街中からのアクセスも意外と良いんですね!
毎年県内・県外を問わず多くの人が訪れる人気の観光地となっています。

ツアー等でなく個人で香嵐渓まで行く場合、交通手段は
【1】自家用車
【2】公共交通機関
【3】タクシー
の3つあります。順に説明していきます!

【1】自家用車で向かう場合


(画像引用元:http://asuke.info/access/)
【県内から】

東海環状自動車道 豊田勘八IC下車、国道153号飯田方面へ13キロ(香嵐渓へ)、もしくは、
猿投グリーンロード力石IC下車、国道153号飯田方面へ9キロ(香嵐渓へ)

【関東方面から】
東名高速道路 豊田JCTから東海環状自動車道 豊田勘八ICを下車し、国道153号を飯田方面(東)へ約13㎞。
もしくは、東海環状自動車道 豊田松平ICを下車。県道39号線を東へ約14㎞(ETC付き車両の場合は、鞍ヶ池スマートIC下車約12㎞)
※鞍ヶ池スマートICはETC専用です。ETC車載器を搭載していない車両は、通行できないので気をつけてください!

【関西方面から】
東名阪自動車道、伊勢湾岸自動車道経由、東海環状自動車道・豊田勘八ICを下車。国道153号を下車。県道39号線を東へ。
もしくは、東海環状自動車道・豊田松平ICを下車。県道39号を東へ約14㎞。

(ETC付き車両の場合は、鞍ヶ池スマートIC下車約12㎞。但し長さが12メートル以下の車両のみ)
※鞍ヶ池スマートICはETC専用です。ETC車載器を搭載していない車両は、通行できないので気をつけてください!

香嵐渓周辺には公共駐車場も複数ヶ所あります。
中でも、1番広い宮町駐車場(駐車1回500円、11月は1000円)は200台駐車できる大規模な駐車場で、基本的に年間通して利用できます。駐車場入って奥には2階建てになっている駐車スペースもありました。
しかし、他の駐車場は紅葉シーズンの11月以外は閉鎖されていたり、週末やお盆の時期しか利用できないところもあるようです。
駐車場の閉鎖状況、及び空車・満車情報は三州足助公社ホームページで確認できますので、事前に確認してから現地に行かれることをおすすめします。

【2】公共交通機関(電車・バス)で向かう場合

●名鉄三河線 豊田市駅下車、名鉄バス矢並線(足助行)約45分
運賃は大人800円、小児400円
 (画像引用元:みちナビとよた)
地図中の1番足助行きバスの乗り場です

もしくは、
●名鉄名古屋本線 東岡崎駅下車、名鉄バス岡崎・足助線(足助行)約70分
運賃は大人800円、小児400円
 
 (画像引用元:https://www.meitetsu.co.jp/train/station_info/line01/station/1123.html
)
 足助行きバスは、地図中の北口4番バス乗り場から発車します。
 ※東岡崎駅経由での帰りのバスの便は、平日は19時以降はありません。ご注意ください!

【3】タクシーで向かう場合

当然ながら、ご利用のタクシー会社や移動距離により、料金は大きく異なります。
参考までにNAVITIMEで名古屋駅から香嵐渓までのタクシー料金を調べてみたところ

・総距離:約49.9km
所要時間:約1時間47分

予想料金16,120円
となりました。
私は普段タクシーで長距離移動しないので相場が掴めていませんが、やはり3つの移動手段の中では一番高く付くようです。友人同士など、数人で移動して割り勘にするならもう少し安くなりますが…

ちなみに、足助町には地元密着型のタクシー会社『日の出タクシー』があるようで、観光協会のホームページでも宣伝されていました。2年前の日付が入っているので料金については変更点があるかもしれません。

 (画像引用元:豊田市足助観光協会ホームページ)
名古屋駅から香嵐渓までなど、長距離移動するとなかなかコストがかかりますが(^^;)
香嵐渓とその周辺観光地とを行き来するには便利かもしれませんね。

 

香嵐渓の紅葉について!全国7位、県内1位の人気の理由は?

ジョルダンの紅葉情報によると、香嵐渓は数ある紅葉のスポットの中でも
愛知県で1位!
全国で7位!
という大変人気の高い場所です。
その人気の理由は何なのでしょうか?

香嵐渓は前述した通り、11種類、4,000本もの楓が植えられている非常に大規模な紅葉スポットです。
しかし、最初から現在のように4000本もの楓が自生していた訳ではありません。
香嵐渓のもみじは、香嵐渓のそばの飯盛山にある禅寺『香積寺』の11世の参栄和尚が、江戸時代に植え始めたと言われています。和尚が般若心経1巻を誦すごとに、巴川沿いの参道から寺の境内にかけて1本1本楓を植えていかれ、その後、大正時代からは町民等地元の方々が植樹を続けました。
そして昭和5年、香積寺の『香』と嵐気(山の中にたつもや、青々と潤う山気、という意味)の『嵐』をとって『香嵐渓』と名付けられたのだそうです。

香嵐渓は、
●渓谷沿い一帯が広範囲の紅葉スポットになっていること
●夜には紅葉のライトアップが楽しめること

●神社や寺、古い町並みなど、日本の風景とともに紅葉が楽しめること
●紅葉以外にも、土地のグルメを味わえること(鮎料理、五平餅、自然薯etc)
など単純に観光地としてみても魅力的な点が沢山ある紅葉スポットです。
しかし、長い時間をかけ地元足助町の人々により育てられ、守られてきたというその歴史も、人々を惹き付けてやまない人気の理由の1つなのではないかと思いました。

ぜひ立ち寄りたい近隣スポット

香積寺(こうじゃくじ)

香嵐渓の歴史を語る上で外せない、香嵐渓にもみじを植え始めた参栄禅師(和尚)の禅寺。
香嵐渓の川沿いを歩くと、このお寺へ続く長い階段を目にすることになると思います。

お寺一帯はもみじや杉木立が生い茂り、8月の今も緑が眩しく、綺麗でとても心落ち着きました。
紅葉の頃には更に美しい景色が広がっていることでしょう…

・所在地:愛知県豊田市足助町飯盛39
・TEL:0565-62-0267

足助八幡宮

天武天皇白鳳二年(673)に創建されたと伝えられる由緒正しい神社。古くから足、旅、交通の守護神として信仰されています。文正元年(1466)の再建された檜皮葺三間社流造の御本殿は国の重要文化財にも指定されています。
4台の豪壮な山車と火縄銃で知られる足助まつりは、ここの例祭なのだそうです。足助まつりが開催される10月には例年、限定御朱印も登場するそうですよ。
今回8月中に訪れた際には、花火と灯籠流しの背景の限定御朱印(書き置き)を頂きました。

・所在地:豊田市足助町宮ノ後12番地
・TEL:0565-62-0516

川見茶屋


(画像引用元:http://asuke.info/eat/eatdrink/entry-105.html)
昔ながらの茅葺屋根のお食事処。口コミによると川そのものは見えないものの、せせらぎを聞きながら食事が出来るそう。さらに、こちらで提供されている鮎・とろろは天然ものでとても美味しいのだとか!
天然物の鮎が食べられる場所ってもうなかなかないですよね。ぜひ頂いてみたいものです。

・所在地:豊田市岩神町川見13
・TEL:0565-62-1121
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:毎週金曜日(お盆、11月は無休)

※2020年8月現在、新型コロナウイルスの影響で休業されており、再開時期は未定のようです。
お店の特徴の茅葺き屋根も覆われていて、どこにあるかわからず周りをぐるっと一周してしまいました(^^;)
お店の周りはバーベキュー施設になっていて、口コミの通り巴川自体は店内からは見えなさそうでした。
お店のブログは2010年5月以降更新されていないので、現地に行く以外再開を確認する手段がないことが残念です。

カフェ バンバン堂


(画像引用元:http://asuke.info/eat/eatdrink/entry-2563.html)

路地裏奥、風情のある隠れ家カフェ。古民家風のレトロなインテリアもさることながら、公式Instagramで紹介されているカレープレートやスイーツもとても美味しそう♡

・所在地:豊田市足助町石橋34-6
・TEL:0565-77-4498
・営業時間:10:00~17:00(16:00オーダーストップ)
・定休日:水曜日

喫茶堅香子(きっさ かたかご)


画像引用元:https://www.tourismtoyota.jp/foods/detail/141/
三州足助屋敷館内で焼いた炭で店内焙煎する香り高い珈琲が人気のカフェ。川を眺めながら珈琲を楽しめるテラス席もあります。訪れた日はとても暑かったので店内で頂きましたが、珈琲は苦味や酸味のバランスがよくて飲みやすい、とても美味しい珈琲でした。ドリンク類とスイーツがメインで食事系のメニューはないので、食事は他店で頂き、食後や休憩に立ち寄るのがいいと思います。
ちなみに店名の堅香子(かたかご)とは、カタクリの古語。春の香嵐渓で咲き乱れ、薄紫色の花の絨毯を作る花の名前なんですね。

・所在地:豊田市足助町飯盛36
・TEL:0565-62-1188
・営業時間:9:00~17:00(L.O. 16:30)
・定休日:木曜日(祝日の場合は翌金曜日)、年末年始(12月23日~1月2日)
※ 4月29日~5月5日と11月は無休

終わりに

香嵐渓=もみじというイメージでしたが、やはり全国有数の人気スポットは伊達ではありませんね!
もみじの本数や種類もさることながら、1つの観光地として1日楽しめるスポットでした。

例年は毎月のようにイベント事やまつりがあり年間通して賑わっているようですが、今年は中止が決定してしまったイベントも多いようです。
しかし、その分例年より落ち着いて紅葉を楽しむことが出来るかもしれません。

紅葉シーズンまであと約2ヶ月。木々が赤や黄色に染まる美しい景色が待ち遠しいですね。

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