仮面ライダーセイバー第25章『背負った未来、父の背中。』のほぼ書き起こしネタバレです。
前回謎の禁書に意識を奪われ、暴走してしまった飛羽真。
禁書の正体も分からないままですし、尾上との決着もまだついていませんでした。
今回はどのようなストーリー展開だったのでしょうか?
以下、公式のストーリーより詳しいネタバレです。
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第24章『背負った未来、父の背中。』の公式よりも詳しいネタバレ
冒頭のタッセルのセリフ
皆さん、ボンヌ・レクチュール。
大胆にもサウザンベースに侵入して、マスターロゴスに会おう、って!
そこで不思議な青年に導かれて、新たな力を手に入れた。
とんでもない力だったね。
あの力は、”あるもの”を求めて、破壊の限りを尽くす…
禁書『プリミティブドラゴン』の計り知れない力
飛羽真の手に入れた、不気味な、新たな本『プリミティブドラゴン』。
それは、ユーリには反応しない、ユーリすら知らない力を秘めた本だった。
禁書を手に入れた経緯を飛羽真から聞き、大秦寺たちはそれがストリウスが禁書庫から盗み出したものであることを知り驚愕する。
禁書庫は、危険な本の力を封印している場所。
マスターロゴスしか入れないはずなのに…なぜストリウスが盗み出せたのか?
禁書の力を知る手がかりになればと、飛羽真は大秦寺に本の解析を依頼する。
一方、一旦手に入れた禁書を奪われたストリウスは、必ず取り戻すと意欲を見せていた。
しかし、何故かマスターロゴスは、飛羽真にしばらく禁書を持たせておくと玲花に告げる。
すぐ回収するつもりでいた玲花は、マスターロゴスの意図がわからず困惑する…
禁書は解析不能、過去の文献にヒントはあるのか…
大秦寺がノーザンベースの書庫のいくつかの本に触れると、ノーザンベースの機能が復活した。
さっそく解析装置での解析を試みるが、画面には『解析不能』の文字が浮かび上がるだけ…
しずれにせよ危険な本だから、しばらくは使わない方がいいだろうと結論づけるユーリ。
しかし飛羽真はどこか上の空で、気になったユーリは問いかける。
飛羽真は意識を奪われる直前に読んだ、禁書の一節を思い出していたのだった。
その内容は
忘却の果てには 哀しみが それは 破滅を求める手
というものだった。
意味は分からないが、過去の文献を探ればヒントがあるかもしれないと、飛羽真と芽依は文献を調べることに。
迷いを抱えるサウザンベースの剣士たち。何を信じればいいのだろう?
サウザンベースでは玲花が剣士たちに次なる指示を出していた。
メギドにより禁書が盗み出され、それは神山飛羽真の手に渡った。
場合によっては彼を斬ってでも、必ず禁書を回収しなければならない、と。
それもマスターロゴスの命令なのか!?
少しいら立った口調で尾上が訪ねるが、玲花は肯定も否定もしない。
尾上がそらを迎えにいくため立ち去ろうとすると、玲花は冷たく言い放つ。
あなたの家族が平和に暮らせるのは、組織のお陰です。
その家族を犠牲にしてでも戦い、世界を守る。
それが、組織の剣士としての務めです。
それは、家族であるそらを何より大切にする尾上のあり方を非難するような言葉。
激高した尾上はマスターロゴスと直接話をすると抗議するが、玲花は譲らなかった。
私の言葉は、マスターロゴスの言葉です!
尾上の玲花への不信感は、今や頂点に達していた。
踵を返し立ち去る尾上を見て、蓮は虚空を見上げてため息をつき、倫太郎は心配そうに尾上の立ち去った先を見つめる…
迷う尾上、息子との対話にヒントを得る
そらにおやつを食べさせながら、尾上は珍しく沈んでいた。
いつもと違う父のようすに、そらも心配そうにどうしたのかと尋ねる。
尾上は言葉を選びながら、自分の迷いを慎重にそらに伝えようとする。
パパは、そらの未来を世界を救うために戦っている。
それはとても危険なことだし、一人じゃできないことなんだ。だから、仲間と一緒に戦っている。
だけどな、今その仲間のことを信じられなくなってる。
だから…なんだ。ちょっと迷っちまってな。
それを聞いたそらは「父上らしくない」と素直な感想を言う。
迷ってるなら飛羽真と一緒に戦えばいいのに。
飛羽真は嘘をつかないから好き!と答えるそらに、何か気づいたような表情を見せる尾上。
自分が考えているよりも、物事はもっと単純なのかもしれない…
やるべきことがわかった、ありがとな!と微笑み尾上は立ち上がる。
その顔に、もう迷いは浮かんでいなかった。
あれこれ頭で考えて迷うなんて、らしくない。
自分らしく剣で決着をつけよう。そう結論つけた尾上だった。
メギドたち
(取り戻すも何も)禁書の力を手に入れてどうするつもりだ?!
取り込まれかけたんだろ?
ズオスからの問いかけに、ストリウスはいつもの余裕の表情で答える。
もし私が使えなければ、カリュブディスにでも与えようと思いましてねぇ。
自分が使えるかどうかはさておき、とにかく禁書のすさまじい力への執着を見せる。
とそこへ、セイバーに手酷くやられたレジエルが、呼吸も乱れたままアジトへ戻ってきた。
負けたことをからかうズオスに言い返しもせず、積まれていたアルターブックを鷲掴みにすると、レジエルは悔しさと共に絶叫するのだった。
『哀しみの物語』
かみやまで過去の文献を調べていた飛羽真は、手掛かりになりそうな本を見つけて芽依に見せる。
それは『哀しみの物語』というものだった。
この本の内容を読み解ければ、何かがわかるかもしれない…!!
ページを見せられても全く読めず苦笑いする芽依だったが、とにかく手掛かりが見つかったことを喜ぶ2人。
そこへ、そらを伴い尾上がやってきた。
『俺と戦え、これが最後だ』
これで尾上とのわだかまりの決着がつく。
尾上の気迫を受け止めながら、飛羽真も覚悟を決めてその戦いを承諾した。
ついに尾上と和解!
場所を変え、そらと芽依の見守る前で向かい合う尾上と飛羽真。
『今のお前の全てを見せてみろ!』
尾上のその言葉に応じて飛羽真も剣を抜きセイバーに変身する。
セイバーの剣の重さに成長を認め、バスターは強烈な一撃を見舞う。
それひるまず打ち返す飛羽真。
激しい技の応酬に、2人の傍らに本が飛び散る…
セイバーはさらにセイバードラゴニックナイトに変身すると、強烈な技で尾上を弾き飛ばす。
最後には、尾上の会心の乱読激を受け流し斬りこむと、互いの技がぶつかり合った衝撃で、同時に変身解除してしまう。
地面に倒れこむ2人に駆け寄る芽依とそら。
飛羽真の力を認めた尾上は、飛羽真の可能性を信じると決断。
そして、再び飛羽真達とともに戦うと宣言する。
(小説家、ではなく飛羽真、と呼んだのは初めてかも!心境の変化ですね)
突如巻き上がった煙。消えたワンダーライドブック
互いに和解して安心したのもつかの間。
いきなり煙が巻き起こり、それが消えたかと思うと地面に落ちていた2人のワンダーライドブックが忽然と消えてしまった!
消えた本3冊(ジャッ君と土豆の木、ストームイーグル、西遊ジャーニーの3冊)は、飛羽真たちを遠くから見つめる玲花の手に…
なんと、ワンダーライドブックは玲花に奪われていたのだった。
謎の煙は…裏切り者の剣士のしわざ?
ノーザンベースの戻った一行。
尾上が仲間に加わったことを喜ぶが、本が奪われてしまったのはこのままにしておけない…
煙の正体を訝る尾上に、飛羽真は依然同じような煙を見たことがあると話す。
上條が暗黒剣暗闇を飛羽真に渡そうとした、あの時。
同じ煙が聖剣を包み、消し去ってしまったのだ。
煙を操る聖剣は存在するが、現在の所有者はわからないし、会ったこともないと大秦寺。
煙を操る剣の所有者は特定できないが、その人物が組織の裏切り者なのだろう。
そう告げると、尾上は倫太郎たちの面倒をみると言い残し、一旦サウザンベースにへと戻っていった。
組織との決別を告げた尾上に、倫太郎たちは…
倫太郎たちの元に戻った尾上は、2人に組織と決別することを告げる。
引き止めようとする倫太郎たちだったが、今の組織がおかしいと感じているだろうと返されると言葉につまってしまう。
重い空気の中、尾上は「一緒に来ないか」と2人を明るく誘うが、倫太郎は「家族を裏切れない」と断りその場を去る。
尾上は残った蓮にもどうするか自分で選べと言うが、連はなかなか決断できない。
「こんな時、賢人くんだったら…」
賢人を思い出しながら、連はいつになく弱気に呟いた。
飛羽真の見た”夢の中の少年”は、一体誰なのか?
かみやまにて。
飛羽真はふと、思い出したことがある、とユーリに話しかける。
プリミティブドラゴンに操られ意識を失っている時、夢を見ていた。
夢の中で、少年がとても悲しそうな顔をして、自分に手を伸ばしていた。
これが何を意味するのか…
わからないことだらけの中、これはも何かの手掛かりなのだろうか…
とそこへ、芽依が飛び込んできて、メギドが街で暴れていると知らせる。
ショックを隠し切れない倫太郎
大秦寺も尾上も組織を離れたことにショックを隠し切れない倫太郎。
サウザンベースで一人、頭を抱えて椅子に蹲っていた。
たとえ一人になっても、僕は組織のために戦い続ける…!!
震える声でそう自分に言い聞かせる倫太郎の元に、玲花は歩み寄り穏やかにささやく。
組織に忠実なのはあなただけです。
期待していますよ…
レジエルとの戦闘で、再びセイバーは
芽依の報告通り、街ではレジエルが建物を破壊し暴れていた。
駆け付けた飛羽真とユーリは変身し、2人掛かりでレジエルと戦おうとする。
それを見たレジエルはいくつものアルターブックを吸収して自身を強化。
2人に襲い掛かる。
段違いに強くなったレジエルにセイバーもエックスソードマンも歯が立たず、2人は追い込まれていく。
同じ頃、大秦寺が調べていた『プリミティブドラゴン』が急に消え、飛羽真の元へ。
本はレジエルを弾き飛ばすと強制的にセイバーの意識を奪い、セイバーをセイバープリミティブドラゴン(※以下セイバー)へと変貌させてしまう。
マスターロゴスの真意は…?禁書とは一体何なのか?
禁書を飛羽真に持たせておく、というマスターオブロゴスの判断に困惑していた玲花。
その真意を推し量るべく、『プリミティブドラゴン』が一体何なのかをマスターロゴスに質問していた。
マスターロゴスはゆったりと、その問いにこたえる。
あれは、いずれ我らに栄光をもたらしてくれる本です。
あれは、悲哀の魂が宿る本。
あの哀しみを理解する者はいないのかもしれません。
理解されないが故、破壊の限りを尽くす…
仲間や芽依にまで襲い掛かるセイバー…もう誰にも止まられないのか?
意識を失ったセイバープリミティブドラゴンは、凄まじい力で容赦なくレジエルを圧倒していった。
さらには、見境なくエックスソードマンをも攻撃し始める。
そこへ駆けつけた倫太郎も、暴走するセイバーを目撃。
飛羽真を止めるため変身して戦おうとするが、それに気づいたセイバーにライオン戦記含む本3冊を奪い取られてしまう。
倫太郎の本を奪ったセイバープリミティブドラゴンはセイバープリミティブドラゴンライオン戦記(※以下セイバー)となってライオンを出現させ、レジエルに必殺技を仕掛ける。
セイバーはなおも止まらない。
ついには芽依の呼びかけに反応し、芽依さえも襲おうとする!
エックスソードマンが間に入るが防ぎきれそうにない…
もう誰も止められないのか…とその時、突如暗闇からカリバ―が出現!
エックスソードマンの光の聖剣と自分の闇の剣を反応させると、セイバーに強烈な一撃を加えて変身解除に追い込んだ。
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驚く倫太郎・芽依・ユーリを残し、カリバ―はまた闇の中へと姿を消す。
薄れゆく意識の中で、飛羽真もカリバ―の姿を確認していた。
上條は死んだはずなのに、一体誰が…?
今回のストーリーのまとめ
まとめると今回のストーリーは、
一方その頃、組織への不信感が強まった尾上は、息子そらの素直な言葉から迷いを断ち切り、飛羽真と剣を交える。激闘の末飛羽真の力を認めた尾上は、最終的に組織から離れ、飛羽真側につくことを選ぶんだ。しかし直後、”裏切り者”の操る謎の煙により、2人のワンダーライドブックは奪われてしまう。離れた場所では、玲花がその本を持ち佇んでいた。裏切り者の正体は…
そして、セイバーを倒すことに執念を燃やすレジエルは、街で暴れ騒ぎを起こしていた。駆け付けた飛羽真とユーリの前でいくつものアルターブックを吸収しパワーアップすると、2人に襲い掛かる。強化されたレジエルの段違いの強さに苦戦する飛羽真たちだったが、状況を変えたのはひとりでに現れた禁書『プリミティブドラゴン』。またしても飛羽真の意識を乗っ取り、レジエルも仲間も区別なく攻撃しながら暴走し続ける。
誰も止められないかに思えたセイバーの暴走だが、突如死んだはずのカリバ―が出現。ユーリの聖剣と共鳴し、セイバーを変身解除に追い込んで暴走を止めた。
というものでした。
何か話している場面で邪魔が入る率、高すぎる。笑
禁書の正体も能力も、カリバ―の正体も、マスターロゴスの真意も。
わからないことが多すぎてぼやっと曖昧な展開だったなあというのが個人的な感想です。
次回第25章「煙をまといし、真紅の刺客。」の放送日は3月7日!
毎度長い文章となりましたが、最後までご覧くださりありがとうございました!